12月22日 冬至
一年中で最も昼が短く、夜が長い日が冬至です。
太陽の昇る高さが低いため、影も一番長くなります。
この日は、カボチャを食べたり、ゆず湯に入りますが、カボチャとゆずは、太陽の象徴ともいわれています。
なお、冬至は年によって日がずれ、12月21日の年もあります。
さかなに関する昔話
(日本の昔話)
しっぽのつり
福娘童話集より
むかしむかしの寒い日のことです。
森には木の実がなくなってしまい、サルはおなかがペコペコでした。
ところが、川に住むカワウソは、毎日おいしそうな魚を腹一杯食べています。
サルがカワウソに聞きました。
「カワウソくん。どうしたら、そんなに魚が捕れるんだい?」
するとカワウソは言いました。
「かんたんさ。川の氷に穴を空けて、しっぽを入れるだろう。それからじっと待つんだ。そしたら、魚がしっぽをえさと間違えて食らいつく、それを釣り上げるんだ」
「へぇー」
それは良いことを聞いたと、サルはさっそく川へ出かけていきました。
カチカチにこおった氷に穴を空けて、サルはしっぽをたらします。
「うひゃあ、つめたい!」
しっぽがとっても冷たかったけれど、サルはじっとがまんしました。
「待つんだ、待つんだ。もうすぐ魚が食べられるぞー」
しかし、なかなか魚は来ません。
そのうち、サルはウトウトと、いねむりをしてしまいました。
そして気がつくと、しっぽがこおりついてしまい、動かすことが出来ません。
それを、大きな魚が釣れたとかんちがいしたサルは、大よろこびでしっぽを引っ張りました。
「うーん、おもたい。これは、よほど大きな魚に違いないぞ」
サルは顔を真っ赤にして、力まかせにしっぽを引っ張りました。
そして・・・。
ブチン!!
あまりにもしっぽを力一杯引っ張ったため、サルのしっぽは途中でちぎれてしまいました。
サルの顔が赤くてしっぽが短いのは、こういうわけだそうです。
おしまい
他の記念日
改正民法公布記念日
1947(昭和22)年、「民法改正法」が公布されました。
第4編と第5編が全面改正され、家父長制の家族制度が廃止され戸籍が夫婦単位となりました。
労働組合法制定記念日
1945(昭和20)年、「労働組合法」が公布されました。
「労働組合法」は、労働者の団結権・団体交渉権・団体行動権等の保障について定めた法律で、「労働基準法」「労働関係調整法」とともに「労働3法」と呼ばれています。
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