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ピサのドゥオーモ広場
トスカーナ州の街ピサには、「ピサの斜塔」で有名な鐘楼、大聖堂など、海運都市の繁栄を物語る建築物が残されている。
ピサは古代ローマ帝国の軍港として発達し、11世紀末には西地中海の覇権を握った。
白い壁面のロマネスク様式の大聖堂は、イスラム支配からの勝利によって得た富を背景に造られたものである。
繁栄を極めた街も、フィレンツェの台頭とジェノバとの戦いに敗れたことで衰退し、かつてはリグリア海に面していたピサもアルノ川河口への土砂の堆積によって、10km以上も海から遠ざかってしまった。
大聖堂の周囲には、鐘楼、洗礼堂、墓所が建設された。
「ピサの斜塔」として有名な鐘楼は、1173年の着工から12年後の1185年には南に傾きはじめ、工事が中断された。
1275年に工事が再開され、倒壊を防ぐ努力が続けられ、1350年に完成したが、近年になって傾斜がさらに進み、斜塔への立ち入りは禁止されている。
ピサ大学で教鞭をとっていた物理学者のガリレオ・ガリレイは、この斜塔から二つの鉄球を落下させ、万有引力の法則を発見した。
世界遺産写真と位置図
世界遺産写真 位置図
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