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フェズ旧市街
世界遺産写真 位置図
世界遺産の説明
知らぬ人がフェズに踏み入ったならば、中世のイスラム世界にタイムスリップしてしまったような錯覚を覚え、たちまち迷子になってしまう、といわれるほどの入り組んだ街がフェズのメディナ(旧市街)である。
スークと呼ばれる市場を中心に、小さな商店が軒をつらねているメディナには現在も車は入れず、荷物の運搬の手段としてロバや馬が使われている。
14世紀以来、ほとんど変わらない城壁に囲まれたメディナには、中世さながらの暮らしが息づいている。
フェズは9世紀に、モロッコ最初のイスラム王朝イドリース朝の首都として造られ、イスラム世界で最も西に位置するモロッコの首都として、北アフリカの宗教と文化の中心地となった。
当時の面影を残すカラウィーン・モスクやマドラサ(イスラムの高等教育機関)などのイスラム建築が街に独特の彩りを与えている。
また、皮をなめして、鮮やかに染め上げる伝統工芸も昔ながらに続けられている。
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