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ギョレメ国立公園とカッパドキアの岩石群
世界遺産写真 位置図
世界遺産の説明
トルコ中部のアナトリア高原にキノコの形や尖った岩山が林立する不思議な景観のカッパドキアがある。
火山の噴火によって堆積した凝灰岩が長い年月の間に侵食され、不思議な景観が造り上げられた。
カッパドキア中心地のギョレメ渓谷は、古くから東西交易の要衝として発展した。
3世紀にローマ帝国の支配下には、ローマの迫害を逃れたキリスト教徒がギョレメ渓谷に隠れ住むようになった。
岩山を削り洞窟聖堂が造られ、修道士が隠遁(いんとん)生活を送っていた。
7世紀後半になると、イスラム教徒がアナトリア高原に進出し、イスラム教徒の迫害を逃れてさらに多くのキリスト教徒が移り住むようになった。
洞窟の修道院や聖堂には、素朴な初期キリスト教の壁画が残されており、随所に新約聖書の場面やキリストの磔刑(はりつけけい)などの壁画が描かれ、ギョレメ野外美術館として見学することができる。
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