人形浄瑠璃
世界遺産写真
世界遺産の説明
近松門左衛門が竹本義太夫のために、1703年(元禄16)4月におこったお初徳兵衛心中事件を題材にして書きあげた「曽根崎心中」は、事件からわずか1カ月後の5月に竹本座で上演されて大評判をよんだ。 観客と同じ時代、同じ町人社会に生きる人間の情愛を細やかにえがく世話物は、これ以後、人形浄瑠璃の重要なジャンルとなる。 写真は、愛しあう2人が死に場所ときめた曽根崎天神の森へむかう道行の場面。