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石見銀山
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世界遺産の説明
石見銀山(いわみぎんざん)とは、島根県大田市大森町にある戦国期からの代表的な銀山です。大
森銀山ともいい、近代以降は大森鉱山とよばれました。
14世紀初めに発見されたと伝えられています。
16世紀前半、仙ノ山付近に坑道をつくってから急速に開発され、1533年(天文2)には博多商人の神谷寿禎が銀吹きの職人をつれてきて銀の精錬をはじめました。
この精錬技術は灰吹法(はいふきほう)とよばれるもので、銀鉱石と鉛か鉛鉱石を溶かしあわせて合金をつくり、灰をしいた炉内でこれを熱して銀と鉛を分離させるものです。
高温下で酸化しやすい鉛は灰に吸収され、酸化しにくい銀だけが銀塊としてのこるのです。
これは、中国や朝鮮でおこなわれていた精錬法です。
また、写真は石見銀山の判銀で、判銀とは、灰吹法で精錬した銀に、品質を保証する刻印をおしたものです。
石見の判銀は、刻印して江戸幕府におさめられました。
刻印の文字は「石州」すなわち石見国と書かれているのです。
石見銀山公式HP
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