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知床
世界遺産写真
世界遺産の説明
知床は1964年(昭和39年)に国立公園の指定を受けました。
知床半島は長さ約70km、基部の幅が25kmの細長い形をしています。
中央部を縦走する山脈は千島火山帯に属し知西別岳から知床峠、最高峰の羅臼岳(1,660m)、活火山の硫黄山や知床岳を経て知床岬へと火山列が続き、これを境に西側はオホーツク海、東側は根室海峡の海岸線区域で指定面積は38,633haとなっています。
山稜部は、ハイマツを主体とする低木林に覆われ山腹は針広混交林が広がり、海岸線は火山の山麓が海蝕により複雑で豪壮な景観をみせてくれます。
オホーツク海に面する斜里町側の海岸線は100mを越える断崖が連続し、フレペ、カムイワッカ、カシュニなどの滝が直接海に注ぎ込み、海鳥類のコロニーなども見られます。
知床にはヒグマやエゾシカ、オジロワシ、オオワシなどの大型野生鳥獣を初め多様な野生生物が生息しているわが国に残された唯一の原始境の国立公園といわれています。
2005年7月14日に世界自然遺産への登録が決まりました。
写真は、知床半島先端部の岬。
一帯は高低2段の海岸段丘からなり、岬から斜里町のウトロまではけわしい海食崖(かいしょくがい)がつづき、ウミウ、オジロワシ、オオワシなどが生息しています。
ここまでの道はありませんが、夏季にはウトロ港から観光遊覧船が就航しています。
海上はるかにうかぶ島影が、国後島です。
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