鳥獣人物戯画・甲巻
国宝写真
国宝の説明
高山寺につたわる白描による戯画絵巻で、甲巻は擬人化された動物たちが生き生きと描かれる。 この部分図はカエルとウサギによる相撲の場面で、見物のカエルたちだけでなく、なげとばされるウサギ自身もわらっている。 勝敗は二の次の相撲ごっこといったところか。 「源氏物語絵巻」「信貴山縁起絵巻(しぎさんえんぎえまき)」「伴大納言絵巻(ばんだいなごんえまき)」とともに、日本四大絵巻にかぞえられる。 12〜13世紀中ごろ。