浄瑠璃寺九体阿弥陀堂内部
国宝写真
国宝の説明
藤原道長による無量寿院建立ののち、これをまねて数多く九体阿弥陀堂(くたいあみだどう)がつくられたが、浄瑠璃寺の九体阿弥陀堂(本堂)は、現存唯一の遺構である。 横25.3m、奥行約9mのスペースの中に、来迎印をむすぶ周丈六像を中尊(画面左手)とし、左右に4体ずつの定印の半丈六像を配置している。 これらの如来座像がすべて同一時期につくられたものかどうかはっきりしないが、平安後期の作例として貴重なものである。