瓦経
国宝写真
国宝の説明
平安時代後半によくおこなわれた瓦経(かわらきょう)は、粘土板に仏教の経典を線刻して焼きあげたものだが、この瓦経のように、仏像の胸部に1字ずつ経典を書きこんだものもあった。 12世紀ごろの楽音寺経塚(がくおんじきょうづか)から出土したもので、縦が17.8cm、横が17.5cmある。 楽音寺経塚は兵庫県朝来郡(あさごぐん)山東町にある。