不動明王二童子像
国宝写真
国宝の説明
不動明王は、大日如来の変化身(へんげしん)身であり、正法(しょうぼう)では教化できない悪人や魔物に対し、忿怒(ふんぬ)の相をして仏法にみちびく仏とされる。 不動明王の姿を1から19まで順をおって思いうかべる修行法を9世紀の学僧安然(あんねん)らは説いたが、こうした「不動十九相観」にもとづき描かれた画像のうち、今日までのこっている最古の彩色本が「青不動」の別名で有名な青蓮院所蔵のものである。