信貴山縁起絵巻・飛倉の巻
国宝写真
国宝の説明
「信貴山(しぎさん)縁起絵巻」は平安後期の絵巻物。 大和の信貴山に毘沙門天(びしゃもんてん)をまつった命蓮の奇跡談などを全3巻に描く。 上巻「飛倉(とびくら)の巻」は、命蓮が法力でとばす鉄鉢が山崎長者の米倉を信貴山上にはこぶが、長者に請(こ)われて命蓮がふたたび法力をつかうと、米俵だけが空をとんで長者の家にもどったという説話。 この図は、米俵がもどっておどろく家人たち。