3年生のイソップ童話(どうわ) 
         
          
         
        ハエたち 
      
       
      
       ものおきの床(ゆか)に、ハチミツがこぼれていました。 
        
       
         そこヘハエたちが飛(と)んできて、ミツをなめはじめました。 
        
               おいしくて、おいしくて、ちょっとなめただけで、やめる気にはなれません。  
        
               むちゅうになって、なめているうちに、ミツが足にからみついて、飛(と)びたてなくなってしまいました。  
         もがけばもがくほど、ミツがからだじゅうについてしまいに、息(いき)ができなくなりました。  
        
               ハエたちは、いいました。  
        「なさけないことだ。ひとときの楽しみのために、死(し)んでしまうなんて」 
         
         よくばりすぎると、このハエたちのように、不幸(ふこう)なことになります。  
         おいしいからといって、食べすぎ、のみすぎには気をつけてください。  
      おしまい 
        
         
        
       
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