4年生のイソップ童話(どうわ) 
         
          
        イラスト myi   ブログ sorairoiro 
         
        金持ちと皮なめし屋 
      
       
      
       金持ちが、皮なめし屋のとなりにひっこしてきました。 
   ところが、皮なめしのにおいが、いやでいやでたまりません。 
  「あなた、どこかへひっこして下さい」 
   金持ちは毎日、皮なめし屋にたのみました。  
  「ええ、ひっこしてあげてもいいですよ。そのうちに、こします」 
   皮なめし屋は、毎日こう言うだけで、なかなかひっこしませんでした。  
        
               そのうち、金持ちは皮なめしのにおいにすっかりなれて、ひっこしてくれとうるさくいうのをやめてしまいました。  
         
         この話は、いやなことでも、なれれば、いやでなくなると、おしえています。  
      おしまい         
         
        
       
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