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        4年生のイソップ童話(どうわ) 
         
          
         
        イノシシとキツネ 
      
       イノシシが木のそばにすわって、せっせとキバをといでいました。 
   それを見たキツネが、 
  「猟師(りょうし)に追いかけられているわけでも、きけんなわけでもないのに、どうして、キバをといでいるのですか?」 
  「たしかに、いまはきけんではないので、キバをとがなくても大丈夫(だいじょうぶ)。しかし、きけんなことがおそいかかってきたときには、キバをといでいるひまはないだろう。いま、めんどうでもこうしてキバをといでおけば、きけんがきてもだいじょうぶなんだよ」 
   
   この話は、日頃(ひごろ)から、あぶない目にあう前に、しっかりとそなえておくことが大切だとおしえています。  
      おしまい         
         
        
       
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