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        2年生のイソップ童話 
         
          
         
カラスとキツネ 
      
       
      
       
      
      
       おなかのすいたカラスが、イチジクの木にとまりました。 
   実(み)を食(た)べようとしましたが、よく見ると、まだ青いので、カラスはイチジクが熟(じゅく)すまで、待(ま)つことにしました。 
   じっと、待(ま)っているカラスを見た、キツネが、 
  「きみは、どうしてそこにいつまでも、とまっているの?」 
  と、聞(き)きました。 
   カラスが、わけを話(はな)すと、 
  「だめだめ。待(ま)てばいいことが、あると思(おも)っているの? 待(ま)つことは、たのしくても、エサはあたえてくれないよ。ちょっと別(べつ)のところへいけば、熟(じゅく)した実(み)の木があるのに」 
   
   この話(はなし)は、そこでジッとまっているより、がんばってほかをさがしたほうが、よいことにであうと、おしえています。  
      おしまい 
        
      
        
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