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        6年生のイソップ童話 
         
          
         
        水遊びをするこども 
      
       ある日、川で水遊びをしていたこどもが、深いところにはまって、おぼれそうになりました。 
   うまいぐあいに、旅人の姿(すがた)が見えたので、こどもは、 
  「助けてくれ!」 
  と、さけびました。 
   ところが旅人は、  
  「川はあぶないからね。遊ぶのいいが、気をつけなくてはだめだよ」 
  と、やさしく注意するばかりです。 
   こどもはおこっていいました。  
  「とにかく、いますぐぼくを引き上げて下さい。助けた後でしかればいいじゃないか!」 
   
   これは、時とばあいを考えずに、あいてをおこらせるようなことをいったりしたりしてしまう人に聞かせる話です。  
      おしまい 
        
         
         
        
       
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