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1ねんせいのえどこばなし
れんこんの あな
はじめて まちに でかけた、 いなかものが、 しりあいの いえに よばれて、 ごちそうを ふるまわれました。
すると、 りょうりの ひとつに、 れんこんの わぎりが だされました。
いままで、 みたこともない たべものです。
ふしぎそうに みていると、 となりの おとこが みみうちを しました。
「これは、 れんこんと いって、 ハスの ねっこだ」
いなかものは、れんこんを みるのは はじめてでしたが、 しらなかったと いうと、 バカにされると おもって、
「それくらい、 わかっている。 しかしまあ、 よく、 こんなにたくさんの あなを あけたものだ。 りょうりするのが たいへんだっただろう」
と、 いったそうです。
おしまい
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