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1ねんせいのえどこばなし
へなへなへな
むかしむかし、 にしの くにに、 「こうのいけ」と いう、 それは たいした ちょうじゃさまが おりました。
おおきな おやしきには、 おおぜいの ひとが はたらいています。
あるとき、 やさいばたけに なんとも おおきな ダイコンが できました。
そのダイコンの おおきくて、 ふといこと。
まるで、 たいぼくの ようです。
「おばけ ダイコンじゃ」
と、 ひょうばんに なって、 けんぶつの ひとたちが あつまってきました。
すると、 ダイコンは とくいそうに、 さらに おおきく なりました。
ところが、 「こうの いけ」の だんなさんが、
「おおきい、 おおきいと いったって、 うちのものに たべさせる あさの みそしるに いれれば、 1かいぶんにも ならん」
と、 いうと、 ダイコンは がっかりしたのか、
へな へな へな。
たちまち、 きえて なくなりました。
おしまい
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