アニメ紙芝居  アニメ 紙芝居 福娘童話集
 

福娘童話集 > 絵本紙芝居(アニメかみしばい) >かぐやひめ

かぐやひめ

アニメサイズ Max 1980×1080 字幕「日本語」「客家語」

イラスト 「ゆめみ 愛」  運営サイト 「夢見る小さな部屋」

 むかしむかし、竹を取って暮らしているおじいさんがいました。

 ある日の事、おじいさんが竹やぶに行くと、根元が光っている不思議な竹を見つけました。
「ほほう、これはめずらしい。どれ、切ってみようか。えい! ・・・うん? これは!」
 おじいさんがその竹を切ってみると、なんと中には小さな女の子がいたのです。
 子どものいないおじいさんとおばあさんは、とても喜びました。
 そしてその子を『かぐやひめ』と名付けて、大切に育てたのです。
 かぐやひめは大きくなるにしたがって、とても美しくなりました。
 そして年頃になると、
「どうか、かぐやひめをお嫁さんにください」
と、若者がたくさんやってきました。
 中でも特に熱心な若者が、五人いました。
 みんな、立派な若者です。
 でも、かぐやひめは、お嫁に行くつもりはありません。
 そこでかぐやひめは、困ってしまい、
「では、私が言う品物を持ってきて下さった方のところへ、お嫁に行きましょう」
と、言って、世にも珍しいと言われる品物を一人一人に頼みました。
 五人の若者はそれぞれに大冒険をしましたが、かぐや姫の望んだ品物を手に入れた者は一人もいませんでした。
 なんとか五人の若者を追い返したかぐやひめですが、かぐやひめのうわさはとうとうみかどの耳にも入りました。
「ぜひ、かぐやひめを后(きさき)に欲しい」
 みかどの言葉を聞いたおじいさんとおばあさんは、大喜びです。
「すばらしいむこさんじゃ。これ以上のむこさんはない」
 お嫁にいくつもりのないかぐやひめは、何とか断ろうと思いましたが、みかどに逆らえば殺されてしまうかもしれません。
 それ以来、かぐやひめは毎晩毎晩悲しそうに月を見上げては泣いていました。

 ある日、おじいさんとおばあさんが心配してわけをたずねると、かぐや姫は泣きながら言いました。
「実は、わたくしは月の世界のものです。今まで育てていただきましたが、今度の満月の夜には月へ帰らなくてはなりません」
 それを知ったみかどは、満月の夜、何千人もの兵士を送ってかぐや姫の家の周りを守らせました。
 何とかして、かぐやひめを引きとめようとしたのです。
 けれど真夜中になって月が高くのぼると、兵士たちは突然ねむってしまいました。
 かぐや姫はその間に、月の使いの車にのって月に帰ってしまいました。
 その事を知ったおじいさんもおばあさんもみかども、とても悲しんだと言うことです。

おしまい

※ アニメーションではありません。  動画サイズ Max 720p youtubeの設定で変更可能

制作 : 声のビタミン なっチャンネル

前のページへ戻る

福娘の姉妹サイト

http://hukumusume.com

366日への旅
毎日の記念日・誕生花 ・有名人の誕生日と性格判断
福娘童話集
日本や世界の昔話を掲載
朗読やぬりえなど
女の子応援サイト さくら
誕生日占い・女の子のお仕事など
世界60秒巡り
国旗国歌や世界遺産など、世界の国々の豆知識
子どもの病気相談所
病気検索と対応方法、症状から検索するWEB問診