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大きなカブ
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畑に、カブが出来ました。
今まで見たこともないような、とっても大きな大きなカブです。
「おお、これはすごい。さっそくぬいてみようか」
おじいさんはカブを引っぱりましたが、カブはぬけません。
おばあさんが、やってきました。
「あら、大きなカブですね。どれ、わたしも手伝いますよ」
おばあさんはおじいさんの腰に手をかけると、おじいさんと力を合わせてカブをぬこうとしましたが、やっぱりカブはぬけません。
次に、まごがやってきました。
「おじいさん。ぼくも手伝うよ」
おじいさんとおばあさんとまごは、力を合わせてカブをぬこうとしましたが、やっぱりカブはぬけません。
次に、イヌがやってきました。
「おじいさん。わたしも手伝います。ワン」
おじいさんとおばあさんとまごとイヌは、力を合わせてカブをぬこうとしましたが、やっぱりカブはぬけません。
次に、ネコがやってきました。
「おじいさん。あたしも手伝います。ニャー」
おじいさんとおばあさんとまごとイヌとネコは、力を合わせてカブをぬこうとしましたが、やっぱりカブはぬけません。
次に、ネズミがやってきました。
「おじいさん。おいらも手伝います。チュー」
おじいさんとおばあさんとまごとイヌとネコとネズミは、力を合わせてカブをぬこうとしました。
「うーん よいしょ」
「うーん よいしょ」
「うーん よいしょ」
「うーん ワン」
「うーん ニャー」
「うーん チュー」
みんなで、力いっぱい引っぱりました。
すると、
「スッポーーーン!!」
とうとうカブは、ぬけました。
それは、とってもとっても大きなカブでした。
おしまい
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