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2019年2月4日の新作昔話 イラスト myi ブログ sorairoiro 逃げたカラス
ある人がカラスを捕まえたので、足にヒモをつけて自分の子どもに飼わせました。
けれども、カラスは人間に飼われるのが嫌でたまりません。 それで、ちょっとしたすきに逃げ出して、自分の巣に帰りました。
ところが足についていたヒモが木の枝にからみついて、もう飛び上がれなくなってしまいました。 これでは、飢え死にするしかありません。
「まったく、ついてないなあ。あのまま人間に飼われていれば、一生食べ物に不自由しなかったのに。これがこうして、飢え死にする事になるとは」 これは、考えなしに行動すれば、小さな危険から逃れようとして、もっと恐ろしい危険に飛び込む事があることを教えています。
おしまい