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2022年12月19日の新作昔話
※本作品は、読者からの投稿作品です。 投稿希望は、メールをお送りください。→連絡先
イラスト 朗読パーク NPO声物園チャンネル
ほらふき男爵 ワニとライオン退治
ビュルガーの童話 → ビュルガーの童話の詳細
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語り 「松井一憲」 朗読パーク NPO声物園チャンネル
わがはいは、ミュンヒハウゼン男爵(だんしゃく)。
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みんなからは『ほらふき男爵』と呼ばれておる。
今日は、南の島に行った時の話をしよう。
あの時は、大変じゃった。
何しろキバをむいたライオンに追いつめられ、すぐ後ろでは大口を開けたワニがわがはいにかみつこうとしていたのだからな。
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絶体絶命(ぜったいぜつめい)とは、まさにこの事じゃ。
さすがのわがはいも、この時は死を覚悟(かくご)した。
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そしてライオンが飛びかかってきた時、思わずクラクラッと足がふらついて尻もちをついてしまった。
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だがわがはいは、無傷で助かったのじゃ。
なんとわがはいに飛びかかってきたライオンは、尻もちをついたわがはいを飛びこえて、反対側にいるワニの口に頭からスッポリと入ってしまったのじゃ。
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わがはいはすぐに起きあがると、ライオンの首を切り落としてライオンを退治した。
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そしてワニはライオンの頭がのどにつまってしまい、そのまま死んでしまったよ。
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今日の教訓は、
「何があっても、決してあきらめるな。
あきらめなければ、活路が開く」だ。
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おおっ。今日の教訓は、なかなかかっこいいではないか。
では、また次の機会に、別の話をしてやろうな。
おしまい
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