2024年3月25日の新作昔話
イラスト 01 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 野ネズミと家ネズミとは、とても仲良しでした。 イラスト 02 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 家ネズミは友だちの野ネズミに呼ばれて、 イラスト 03 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 ご馳走になりに、いそいそと野へ出かけました。 イラスト 04 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 ところがオオムギとコムギばかり食べさせられたので、こう言いました。 イラスト 05 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 「これじゃあ、きみ、まるでアリの生活だ。 イラスト 06 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 家へ来れば、うまい物がいっぱいあるから、 イラスト 07 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 一緒に来て、何でもおあがりよ」 イラスト 08 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 そこで2匹は、すぐさま出かけました。 イラスト 09 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 そして家ネズミが見せたのは、 イラスト 11 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 マメやムギの他に、ヤシの実や、チーズや、ハチミツや、果物のでした。 イラスト 12 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 そこで野ネズミはビックリして、 イラスト 13 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 家ネズミの暮らしをたいそう褒めて、身の不幸せを嘆きました。 イラスト 14 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 さて、いよいよごちそうに手を出そうとした時、 イラスト 15 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 急に人間が戸を開けました。 イラスト 16 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 ネズミは臆病ですから、 イラスト 17 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 2匹ともその音に驚いて壁の割れ目に飛び込みました。 イラスト 19 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 しばらくして、 イラスト 20 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 今度こそごちそうを食べようとしましたが、 イラスト 21 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 また別の人が部屋の中へ入ってきました。 イラスト 22 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 それを見て、ネズミはまた穴に飛び込んで隠れました。 イラスト 25 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 そこで野ネズミはお腹の空いた事など忘れて、ためいきをつきながら家ネズミに言いました。 イラスト 26 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 きみは、危ない目や、怖い目にさんざん会いながら、 イラスト 27 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止
イラスト 29 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 わたしはいくらみじめでも、 イラスト 30 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 怖い目に会わずに、オオムギやコムギを食べてのんきに暮らしていくよ」 イラスト 31 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 ビクビクしながら贅沢するよりは、質素でも、のんびり生きている方が良いのです。 イラスト 32 (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 おしまい メッセージカード (イラストタッチでイラスト大)無断転載禁止 |
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