2024年9月2日の新作昔話
むかしむかし、たきぎを売って暮らしているおじいさんがいました。 イラスト01 イラストをクリックすると、大イラスト無断転載禁止 ある日の事、おじいさんはたくさんのたきぎを背負って町に行くと、 イラスト02 イラストをクリックすると、大イラスト無断転載禁止 おじいさんは疲れはてて、橋の上に座りこみました。 イラスト03 イラストをクリックすると、大イラスト無断転載禁止 「売れない物なら、せめて川の神さまに差し上げよう」 イラスト04 イラストをクリックすると、大イラスト無断転載禁止 するとその時、川の中から小さな子どもを抱いた美しい女の人が現れたのです。 イラスト05 イラストをクリックすると、大イラスト無断転載禁止 「大丈夫です。この子は鼻たれ小僧と言って、欲しい物を頼めば何でも出してくれます」 イラスト06 イラストをクリックすると、大イラスト無断転載禁止 おじいさんは鼻たれ小僧を家へ連れて帰ると、神だなの横に置いて大切に育てました。 イラスト07 イラストをクリックすると、大イラスト無断転載禁止 女の人が言った事は、うそではありませんでした。 イラスト08 イラストをクリックすると、大イラスト無断転載禁止 と、言えば、鼻たれ小僧は鼻をかむ時のように『チンチーン』と音をたてて、あっという間にお米を出してくれるのです。 イラスト09 イラストをクリックすると、大イラスト無断転載禁止 「鼻たれ小僧よ、お金がほしい」 イラスト10 イラストをクリックすると、大イラスト無断転載禁止 「鼻たれ小僧よ、新しい家がほしい」 イラスト11 イラストをクリックすると、大イラスト無断転載禁止 「鼻たれ小僧よ、大きな蔵(くら)がほしい」 イラスト12 イラストをクリックすると、大イラスト無断転載禁止 大金持ちなので、山へたきぎを取りに行く必要はありません。 イラスト13 イラストをクリックすると、大イラスト無断転載禁止 ただ毎日、町へ行って鼻たれ小僧に食ベさせるエビを買うだけです。 イラスト14 イラストをクリックすると、大イラスト無断転載禁止 でもそのうちに、 イラスト15 イラストをクリックすると、大イラスト無断転載禁止 おじいさんはエビを買うのがめんどうになってきました。 イラスト16 イラストをクリックすると、大イラスト無断転載禁止 ある日、おじいさんは鼻たれ小僧に言いました。 イラスト17 イラストをクリックすると、大イラスト無断転載禁止 すると、どうでしょう。 イラスト18 イラストをクリックすると、大イラスト無断転載禁止 立派な家も蔵も何もかもが消えてしまったのです。 イラスト19 イラストをクリックすると、大イラスト無断転載禁止 「まっ、待っておくれ、鼻たれ小僧」 イラスト20 イラストをクリックすると、大イラスト無断転載禁止 おしまい |
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