福娘童話集 > きょうのイソップ童話 > 7月のイソップ童話 > カラスとヘビ
7月12日のイソップ童話
カラスとヘビ
エサがなくてこまっていたカラスが、日なたにねむっているヘビを見つけました。
しめたとばかり、カラスはヘビに飛びついてさらっていきました。
ところが、ヘビはカラスにまきついて、ガブリとかみました。
死にぎわにカラスはいいました。
「まったく運の悪いことだ。自分を殺すようなごちそうを見つけたとは」
欲しいものが見つかったとき、人間はあせってそれに手を出しますが、あんいに手を出さず、よく考えてから行動しましょう。
おしまい