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11月30日のイソップ童話
  
  
  
イヌの家
    冬のあいだ、寒さのために身をちぢめて丸くなっていたイヌが、家をつくろうと思いました。
    そのうち春になって、ながながと、大の字になってねることができるようになりますと、自分のからだがよそう以上に大きいことがわかったので、これほど大きい家をつくるのはめんどうだし、いまは寒くないため、家をつくるのをやめてしまいました。
  
    この話のイヌのように、めんどくさがり屋のなまけ者が人間にもおおいです。
おしまい