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サソリとは?
クモ綱(こう)サソリ目(もく)の節足動物(せっそくどうぶつ)の総称(そうしょう)で、体長(たいちょう)約(やく)3〜18センチメートル。
体(からだ)は頭胸部(とうきょうぶ)と腹部(ふくぶ)とに分(わか)れ、腹部(ふくぶ)の後半(こうはん)は細(ほそ)く尾状(びじょう)となり、端(はし)に毒針(どくはり)のついたどくのうを持(も)ちます。
アフリカ・メキシコなどに分布(ぶんぷ)する数種(すうしゅ)は毒性(どくせい)が強(つよ)く、人命(じんめい)にかかわるものもあります。
常(つね)に日光(にっこう)を避(さ)けて乾燥(かんそう)した樹皮下(じゅひか)や材木(ざいもく)の隙間(すきま)などにすみ、夜間(やかん)に行動(こうどう)します。
温帯(おんたい)・熱帯(ねったい)に広(ひろ)く分布(ぶんぷ)し、全世界(ぜんせかい)に約千種(やくせんしゅ)がいます。
日本(にほん)では沖縄諸島(おきなわしょとう)に小形種(こがたしゅ)がいますが、毒性(どくせい)は弱(よわ)いので、命(いのち)にかかわることはありません。
ただ、最近(さいきん)は輸入(ゆにゅう)ペットとして、サソリが多(おお)く輸入(ゆにゅう)され、逃(に)げたサソリが人家(じんか)で発見(はっけん)された例(れい)も報告(ほうこく)されています。
写真(しゃしん)のサソリは、サハラ砂漠(さばく)に住(す)む「砂漠(さばく)サソリ」
サソリの登場(とうじょう)する、主(おも)なイソップ童話(どうわ)。
・バッタをとるこどもとサソリ