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ヒョウ
ヒョウはアフリカ、アジアにひろく分布(ぶんぷ)するネコ科(か)の大型種(おおがたしゅ)で、さまざまな環境(かんきょう)に適応(てきおう)し、野生(やせい)ネコではもっともひろい範囲(はんい)に生息(せいそく)しています。
成獣(せいじゅう)の体長(たいちょう)は0.9〜1.9m、尾(お)は1mで、毛色(けいろ)はふつう淡黄褐色(たんおうかっしょく)で、黒色(こくしょく)の斑紋(はんもん)があります。
アメリカのジャガーの梅花状(ばいかじょう)の模様(もよう)とちがって、輪(わ)の中(なか)に黒点(こくてん)がありません。
また、こい毛色(けいろ)の個体(こたい)のほか、普通色(ふつういろ)の個体(こたい)にまじって生(う)まれる完全(かんぜん)に黒色(こくしょく)の個体(こたい)もあって、これはクロヒョウとよばれます。
木登(きのぼ)りが巧(たく)みで、樹上(じゅじょう)のサルにしのびよることも多(おお)く、おもに夜間(やかん)に狩(か)りをします。
獲物(えもの)が少(すく)ないときは、野(の)ネズミやヤマアラシ、ヒヒ、節足動物(せっそくどうぶつ)、果実(かじつ)を食(た)べ、1回(かい)の出産(しゅっさん)で1〜6頭(とう)の子(こ)をうみます。
ヒョウの登場(とうじょう)する、主(おも)な昔話(むかしばなし)。
・人間(にんげん)に飼(か)われるようになったけもの