2月5日のイソップ童話
ロバと小イヌ
小型のイヌとロバをかっている人が、いつもイヌばかりかわいがっていました。
よそでごちそうを食べるときは、かならずイヌにおいしいものをおみやげに持ってかえります。
そして、イヌがしっぽをふって寄っていくと、投げてやるのでした。
ロバは、うらやましくてたまりません。
そこで、じぶんもイヌのまねをすればかわいがってもらえると思い、イヌのまねをして主人のそばにかけていき、ドタドタと、飛びはねてみせました。
でもそのひょうしに、うっかりご主人をけとばしてしまいました。
主人はかんかんにおこってロバをたたきだすと、小屋につなげてしまいました。
この話は、人にはそれぞれ自分にむいた仕事があるから、人まねをしてもうまくいかない、ということをおしえています。
おしまい
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