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福娘童話集 > 絵本紙芝居(アニメかみしばい) ウサギとカメ
ウサギとカメ
アニメサイズ
Max 3840 ×2160 字幕「日本語」「英語」「中国語」
イラスト myi ブログ sorairoiro
ウサギとカメ
イソップ童話
イラスト版
にほんご(Japanese) ・えいご(English) ・Japanese&English
ちゅうごくご(Chinese) ・Japanese&Chinese
カメの足が遅いのを、ウサギがバカにして笑いました。
「あなたは足が早くても、わたしの方が勝ちますよ」
と、カメが言いました。
すると、ウサギは、
「そんな事を言ったって、口先だけだ。では、競争しよう? そうすれば、わかる」
と、言い、
「誰が場所を決めて、勝った者にほうびを出すのですか?」
と、カメは言いました。
「キツネが公平で利口だから、あれに頼もう」
と、ウサギは言いました。
そこでキツネが、競争を始める合図をしました。
たちまち、足の早いウサギがカメを引き離しました。
しかし、カメはあきらめずに、休まず歩き続けました。
ウサギは足が早いと思って安心しているものですから、途中で大きな木を見つけると、その木かげでひと休みしました。
それからしばらくして、ウサギは起き上がりました。
「あれ? 少し眠ってしまったか。・・・まあいい、どうせカメはまだ後ろにいるはず。あぁーあ」
ウサギは大きくのびをすると、そのままゴールに向かいました。
「よーし、もうすぐゴールだ・・・と、・・・あれ?」
自分が勝ったと思っていたのに、何とカメが先にゴールしていたのです。
才能はあっても、いいかげんにやっていて駄目になる人はたくさんいます。
また、才能はなくても、真面目で辛抱強い人は、才能がある人に勝つ事もあるのです。
おしまい
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