|
|
福娘童話集 > アニメかみしばい ネズミと牡ウシ
ネズミと牡ウシ
(被災された方々への、復興メッセージ入り)
flash→HTML5へ更新作業中です。
しばらくお待ちください。
ネズミと牡ウシ
ネズミに噛まれた牡ウシが腹を立てて、ネズミを捕まえようとしました。
しかしネズミは牡ウシの攻撃をうまくかわして、自分の穴へ逃げ込みました。
牡ウシは自慢の角で穴を掘り返そうとしましたが、ネズミの穴は思ったよりも深く、ネズミを引きずり出す前に疲れてしまい、穴の前にしゃがみ込んでグーグーと寝てしまいました。
それを知ったネズミは、そっと穴から出てくると牡ウシに忍びより、そしてもう一度噛みついて、素早く穴の中へ逃げ込みました。
牡ウシはビックリしてはね起きましたが、どうしてよいやら分からずに、モーモーと鳴くばかりです。
すると、ネズミが穴から頭を出して言いました。
「へへ〜ん。
大きければ良いとは限らないのさ。
こと、いたずらにかけちゃ、小さい方がずーっと有利なのさ」
たしかに、いたずらをする時は、目立つ大きな体よりも小さい体の方が有利です。
しかし、あまり調子に乗っていると、そのうち痛い目に会いますよ。
おしまい
|
|
|