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7月30日のイソップ童話

ライオンとイノシシ

ライオンとイノシシ

  夏のある日、暑さでのどがカラカラにかわいたライオンとイノシシ(→詳細)が、小さな泉に水をのみにきました。
  どちらが先にのむかでケンカになり、しまいには、生きるか死ぬかのとっくみあいになりました。
  ところが、とちゅうで両方がちょっと息をついてわきを見ると、ハゲタカがすぐそばにあつまっているではありませんか。
  ライオンかイノシシか、先に殺された方をえじきにしようと待ちかまえているのです。
  それを見て、ライオンとイノシシはたちまちケンカをやめてこう言いました。
「ハゲタカやカラスのえじきになるよりは、おたがいに仲なおりするほうがましですね」

  つまらないケンカや対立は、はやくやめることです。
  なぜなら、そんなことをつづけていれば、きっと両方ともひどい目にあうようになりますから。

おしまい

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