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10月1日のイソップ童話

カラスとキツネ

カラスとキツネ

  おなかのすいたカラスが、イチジクの木にとまりました。実を食べようとしましたが、よく見るとまだ青いので、カラスはイチジクが熟すまで待つことにしました。
  じっと待っているカラスを見たキツネが、
「きみは、どうしてそこにいつまでもとまっているの」
と、聞きました。カラスがわけを話すと、
「だめだめ。待てばいいことがあると思って。待つことは夢をあたえるけど、エサはあたえてくれないよ。ちょっと別のところへいけば、熟した実の木があるのに」

  この話は、行動力のない、じゃまくさがりやの人をたとえています。

おしまい

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