6月5日のイソップ童話
キツネとブドウのふさ
「おなかがすいたよう」
と、キツネが森の中を歩いていました。
すると、おいしそうなブドウがブドウだなからたくさんぶら下がっていました。
キツネは、なんとかして取ってやろうと思いました。
でも、ブドウ棚は高くて、どうしても手がとどきません。
するとキツネは、
「ふん。あのブドウは、まだすっぱいのさ」
と、ひとりごとをいって、どこかへいってしまいました。
人間にも、自分の力がたりなくてできないことを、こんな風にごまかす人はいますね。
おしまい
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