きょうのイソップ童話
童話集 > イソップ > 10月

10月28日のイソップ童話

とじこめられたライオンとお百姓

とじこめられたライオンとお百姓

 ライオンが、農家のかちく小屋にまよいこみました。
 主人のお百姓(ひゃくしょう)はつかまえてやろうと考えて、小屋の戸をしめてしまいました。
 ライオンは外に出られないので、まずヒツジを食べ、次にウシを食い殺しました。
 お百姓は、こんどは自分がやられるのではないかと思うと、こわくてたまらないので、戸をあけてライオンを逃がしました。
 ライオンがいなくなった後で、お百姓におかみさんがいいました。
「こうなるのがあたりまえだよ。遠くで見かけただけでも、用心しなければいけないおそろしいけだものを、なんであんたは、とじこめようと思ったのかね」

 自分より強い人を、わざとおこらせるようなことをする人は、バカなおこないのむくいをうけることになります。

おしまい

きょうの「366日への旅」
記念日検索
きょうは何の日?
誕生花検索
きょうの誕生花
誕生日検索
きょうの誕生日
福娘童話集
きょうの日本昔話
福娘童話集
きょうの世界昔話
福娘童話集
きょうの小話

今月一覧へ トップへ