きょうの江戸小話
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9月14日の小話

おじぞうさまのずきん

おじぞうさまのずきん

 むかし、近目(ちかめ→近眼の事)の男が旅に出て、道にまよってしまいました。
 こまっておりますと、向こうにひとが立っております。
「これは、ありがたい」
 近目の男は、道ばたに立っていた石のお地蔵(じぞう →詳細)さまを、ひととまちがえて、ちかづいてゆきました。
「もしもし、近江の国(おうみのくに→滋賀県)へいくには、どちらのほうへいったらよろしいのでしょうか」
 すると、お地蔵さまの頭にとまっていたカラスが、パッと飛び立ち、それっきり、しーんとしています。
 男は、おこって、
「ええい、なんという、いじ悪なやつだ。いっこうにおしえてくれようともせぬ。それならおれだって、おまえさんのずきんが飛んでいったことを、おしえてはやらないぞ!」

おしまい

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