シートン

シートン

 シートン(1860〜1946)はカナダの作家・イラストレーターで、イングランドのダラムのサウス・シールズに生まれますが、1866年に家族とともにカナダへ移住し、青少年期をカナダ西部とアメリカの片いなかですごした。
  ロンドンのロイヤル・アカデミーとパリで美術をまなび、挿絵画家としてスタートし、動物物語「私が知っている野生動物」(1898)で注目され、以後「シートン動物記」で知られる動物物語をつぎつぎに発表しました。

 福娘童話種にも掲載されている「岩山の大将」も、「シートン動物記」の一部です。

 自然とともにくらす先住民の生活に共鳴し、1902年、少年団体「ウッドクラフト・インディアンズ」をアメリカに設立し、この団体の理念は08年にイギリスに創立されたボーイスカウトの中にとりいれられ、アメリカのボーイスカウト活動がはじまった10年から15年まで初代団長をつとめました。

福娘童話集の中で掲載されている作品。

岩山の大将

寺子屋へ戻る