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6年生のイソップ童話
キツネとお面
キツネが役者の家にしのびこんで、衣装(いしょう)や道具をかきまわし、なにかいいものはないかとさがしていました。
そのうち、みごとなサルのお面が出てきました。
キツネは、それを持ち上げて、
「うーん、とてもりっぱなサルだ。きっとサルの王様だろう。・・・おや、なんだ、中はからっぽだ」
と、いって、そのお面をすてました。
この話は、物の価値(かち)がわからない人にいう話です。
おしまい