福娘童話集 > 新作の紹介 福娘童話集 きょうの新作昔話 童話・昔話・おとぎ話の福娘童話集
 

福娘童話集 > きょうの新作昔話 >わらしべ長者

2023年12月11の新作昔話

※本作品は、読者からの投稿作品です。 投稿希望は、メールをお送りください。→連絡先鬼のたまご
イラスト  朗読パーク NPO声物園チャンネル

鬼のたまご

※本作品は、読者からの投稿作品です。 投稿希望は、メールをお送りください。→連絡先

語り 「嶋貫養子」  朗読パーク NPO声物園チャンネル

おりがみをつくろう ( おりがみくらぶ より)
赤鬼・青鬼の折り紙あかおに・あおおに

♪おはなしをよんでもらう(html5)
朗読 : 青のぷよの世界♪

 夏のある日、山奥の村に住んでいる男が、初めて町に出かけました。

鬼のたまご

鬼のたまご

 すると道に、誰かが落としたまんじゅうが転がっています。

鬼のたまご

「何じゃ、これは?」

鬼のたまご

 男は、それがまんじゅうだとは知りません。
 男はまんじゅうをふところにしまって村に帰ると、庄屋さんの屋敷に出かけました。

鬼のたまご

 この庄屋さんは、日頃から物知りじまんをしています。
「庄屋さま。町で、この様な物をひろいました。これはいったい、何でございましょう?」

鬼のたまご

 庄屋さんはまんじゅうを手にとって、しげしげながめました。
 庄屋さんもまんじゅうを知りませんが、日頃から物知りじまんをしているので、知らないとは言えません。
「うーむ。かたちといい、色といい、まさしくたまごであろう。何のたまごかまでは分からぬが、ワタに包んで大事に温めなさい」
 男は言われた通りにまんじゅうをワタに包んで、なるべく暖かいところに置きました。

鬼のたまご

 するとまんじゅうからカビが生えてきて、毛が生えているように見えました。

鬼のたまご

「庄屋さま、あのたまごから毛が生えてまいりました。何のたまごでございましょう?」

鬼のたまご

 男の言葉に、庄屋さんは言いました。

鬼のたまご

「何、たまごから毛が生えてきだと? ・・・それは、鬼のたまごにちがいなかろう」

おしまい

前のページへ戻る

新作の紹介メニュー

福娘童話集

新作の紹介
福娘のサイト
366日への旅
毎日の記念日・誕生花 ・有名人の誕生日と性格判断
福娘童話集
世界と日本の童話と昔話
女の子応援サイト さくら
職業紹介・誕生日占い・おまじないなど
子どもの病気相談所
病気検索と対応方法、症状から検索するWEB問診
世界60秒巡り
国旗国歌や世界遺産など、世界の国々の豆知識