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第 6話 少年とハシバミの実
ある欲張りな少年が、ハシバミの実がたくさん入った壷に手を突っ込んで、ハシバミの実を掴めるだけ掴みました。 しかし壷から手を抜こうとして途中で手が引っかかり、抜けなくなってしまいました。 「どうしよう。手が抜けないよー」 困った少年が涙を流しながら泣いていると、側にいた人が言いました。 「半分で我慢しなさい。そうすれば、すぐに抜けるよ」
欲張るな! と言うことです。
おしまい