今日のイソップ童話 福娘童話集
広 告
 


福娘童話集 > イソップ童話 > その他のイソップ童話 > 軍馬と粉屋

第 8話

軍馬と粉屋

軍馬と粉屋

※本作品は、読者からの投稿作品です。 投稿希望は、メールをお送りください。→連絡先

投稿者 : 神栖星花研究所 「神栖星花研究所

♪音声配信(html5)
朗読者 : ひろりん

 年老いて身体の弱った軍馬が、戦場へ送られる代わりに粉ひき場へと送られました。
 彼は自分の運命なげいて、粉屋にこう言いました。
「聞いておくれよ粉屋さん。
 俺はこう見えても、昔は戦場でたくさんの手柄を立てたものさ。
 きれいな鎧で飾られて、いつも馬丁が付きっきりで世話を焼いてくれたものさ。
 ・・・でも、今ではこの有様」
 すると、粉屋が言いました。
「ねえ、昔の事をくどくど言うのはおよしよ。
 人生には、浮き沈みがつきものさ。
 今は、これからの生活を考えなくっちゃ」

 以前がどうこうと言っても、これからの暮らしが変わる事はありません。
 今は、今出来る精一杯の事をするしかないのです。

おしまい

前のページへ戻る


福娘のサイト
366日への旅
毎日の記念日・誕生花 ・有名人の誕生日と性格判断
福娘童話集
世界と日本の童話と昔話
子どもの病気相談所
病気検索と対応方法、症状から検索するWEB問診
世界60秒巡り
国旗国歌や世界遺産など、世界の国々の豆知識