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第 17話



舞子の能力
投稿作品

　現在の世界に舞子という小5の女の子がいました。
　ピンクのシャツに赤いスカートと赤いズボンをはいてる女の子です。
　彼女は、下校途中に穴の空いた木を見つけました。
　この木の穴の中に入ってみたら、昔の時代へタイムスリップしてしまいました。

　タイムスリップ先は、室町時代の店が並んでる所です。
　突然のタイムスリップに舞子は、動揺しながら、とある店を訪れました。
　すると、その店の店長は舞子に謎の薬を渡し、こう言いました。
「そこの不思議な服を着た娘よ、この薬を飲むと、色んな動物の能力が身につく。皆の知ってる動物のもあれば、皆が全く知らぬ動物のもある。1粒飲むと、1種類の動物の能力が現れる。もう1粒飲むと、別の種類の動物の能力が現れるが、前に飲んだ時に出た動物の能力は消える。いつまで、効果があるかはワシもわからん。」
　舞子は怪しいと思いながらも、謎の薬を受けとりました。
　とりあえず、1粒飲んでみよう。舞子は1粒飲みました。
　その直後、悪い武士が現れました。
　いくつかの店に悪さをしようとしてるのでしょうか？
　舞子は正義感がある女の子です。
　舞子は、「これでもくらえ！」と言い、口からスミをはきました。
　顔にスミをくらった悪い武士は、退散しました。
　謎の店長は「これはタコの能力じゃな。ワシも海にもぐった時にタコにスミをふかれたことがあるのじゃい。」と言いました。

「何これ？動物の能力が出せるの？」
　喜んだ舞子は、1粒また飲みました。
　次は何だろう？
　そう思ってると、たくさんの武士が店の近くの道路にやってきました。
　もし、おそわれたらどうしよう、逃げなきゃと思いました。
　すると、髪が長く伸びて、店の屋根につかまりました。
　なんとか、屋根の上で武士たちが去るのを待ち、髪を上手く使って下に戻りました。
　謎の店長は「これはどこかのサルの能力じゃな。ワシが若い頃明(昔の中国の名前)に行った時、似たような能力のサルを見たな」と言いました。
　そういったら、1粒飲むたびに、悪い武士達がおそってくるので、もしかしたら、悪い武士がこれから現れるのでこの薬で対抗せよという感じで薬を出したんでしょうかと舞子は考えました。
　そうしてる内に、店が少し離れた坂道近くにやってきた途端、悪い武士が仲間を数人連れてやってきました。
　そして、舞子におそいかかりました。舞子はすぐに1粒飲みました。
　武士の1人が近くに現れた時、舞子は体を丸めました。
　武士は足でけりますが、全く効かない所か、逆に足を痛めました。
　すると、丸まった舞子を坂道に転がしました。
　その時、ぐうぜん坂道にいた武士たちめがけて転がり、武士たちは次々と倒れていきました。
　舞子を転がした武士は、こわくなって逃げ出しました。

　謎の店の店長はこう言いました。
「ワシはよく丸まる虫を見かけるのじゃ。その丸まる虫の威力だろうか。しかし、人間が坂道で転がって、ぶつかってきたら、そりゃ痛いわい。」
て、薬も最後の1粒です。
　舞子はおなかがすいたので、今日学校で掘ってきた持ち帰りのイモを食べました。
　そろそろ帰ろうと思ったその時、悪い武士のボスと仲間が舞子の前に現れました。
「よくぞワシの部下たちを！」
　舞子はとっさに最後の1粒を飲みました。
　舞子は、恥ずかしいと思いましたが、勇気を出して腰を曲げ、武士のボスと仲間に向けて尻を向けました。
　武士のボスは「尻を向けて何するんだい？」と笑いました。
　舞子は恥ずかしながらも尻を何度かふり、近くのボスの仲間の1人を尻で強くふきとばしました。ボスは舞子の尻の左側が怒った鬼の顔に見え、ビビりました。
　すると、尻から強烈なオナラが出ました。
　これをまともにからった武士のボスと仲間たちは、鼻をつまんでもニオイが入ってくるほどとてもくさく、おまけにオナラなとても熱かったので、泣きそうな顔で逃げていきました。
　ボスと仲間たちは、武士を辞めて、農業の人になったそうです。

　翌日、謎の店の店長は「あれは、ワシが若い頃に見た尻から熱いオナラを出す虫の能力かもしれん。後、くさかったのはその前のイモが原因かもしれん。彼女はこの時恥ずかしい気持ちだったが、勇気ある行動だった。あの後彼女は未来へ帰ると言って、帰ったそうじゃ。ワシは未来の世界は知らぬが、幸せにすごしてるだろう。」
後に謎の店長は、店らへんの地域を悪い武士から守った女の子のことを本にして、英雄とずっと思ったとさ。

おしまい

お話の投稿者　小常陸由太郎

この作品は、読者からの投稿作品です。