熱性けいれん
(ねっせいけいれん)
こんな病気
   高熱が引き金になり、急に目をつり上げたり、白目をむいて手足をつっぱったり、全身をそり返らせてガクガクさせたり、その後いつもと変わらない状態になれば、まず「熱性けいれん」と思って間違いありません。
   熱性けいれんは、心配のないものがほとんどが、念のため、翌朝には受診してください。
治療
   大声で呼びかけたり、体をゆすったりするのは禁物です。
   静かに横たえ、手足の様子がよく観察できるように、布団はかけないでおきます。
   あわててゆすったりすると、けいれん後の睡眠がとれず、もう一度発作が起きたりします。
   また、割りばしやタオルを口につめる必要はありません。
   かえって、窒息などの危険があります。
   口内のよだれなどは、ふいてあげましょう。
その他
  (1)けいれんが10分以上続く
  (2)けいれんが左右対称でない
  (3)けいれん後、睡眠から目覚めた後、マヒが残っている
  
   こんなときは、熱性けいれんではありません。
   すぐに病院へ向かってください。
   一度おさまってから数時間以内に再発したり、けいれん後の睡眠から目覚めないとき、目覚めた後の様子がおかしいときなども、急いで病院へ。