プール熱
(咽頭結膜熱)いんとうけつまくえん

プール熱(咽頭結膜熱)いんとうけつまくえん

こんな病気
 アデノウイルスが原因で、目とのどに症状が出ます。
 目やにや唾液からも感染するので、プールでうつって集団発生することがよくあります。
 このため、俗に「プール熱」と呼ばれます。
 目がしょぼしょぼしたり、まぶしかったりする症状と前後して、急に39度くらいの高熱が出ます。
 目が真っ赤に充血し、目やにや涙で目がゴロゴロします。
 のども痛み、赤ちゃんならとてもふきげんになります。
 熱は3〜4日続き、1週間ほどで治ります。

治療
 アデノウイルスの特効薬はないので、症状をやわらげる治療が行われます。
 点眼薬などは、眼科の指示を必要とする場合もありますので、まず、小児科を受診し、そこから紹介してもらうとよいでしょう。
 のどの痛みから食欲が落ちますので、脱水状態にならないよう注意してください。
 のどごしのよい食事を与え、水分も十分にとります。

その他
 感染力が強く、上の子がかかると赤ちゃんにもうつります。
 目やにや唾液、便から感染するため、タオルや洗面器、洗濯は家族と別にします。
 おむつ替えの後などは、石けんで手を洗ってください。
 症状が消えた後も、2週間くらいはウイルスが出ています。
 その間、プールは休ませるようにします。

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