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水産技術者
・お仕事の内容
水産技術者とは、魚介類や水産加工品を保護や増殖の研究を行う技術者。
具体的には、バイオテクノロジーを応用した養殖技術の開発、魚が集まりやすい人工魚礁などの開発を行う。
日本は世界でも有数の水産国だが、安価な海外輸入や200海里水域の設定などにより漁獲高が減少している。
そのために効率的な漁業を目指す魚を水産技術者に期待が寄せられている。
・お給料
初任給23万円〜
・勤務形態
公務員、正社員。
・勤務地
水産総合研究センター、水産試験場、水産・漁業関係の企業・団体、食品加工会社、商社など
・休日
不定期
遠洋漁業の調査などでは長期出張になることも
・勤務時間
1日8時間ほど
生物を扱う研究や技術開発は、管理のために生活が不規則になりがち
・なるための流れ
大学の水産学系学部の水産学科や海洋生物資源学科、農学系学部の水産関連学科、水産大学校などを卒業→公務員試験の「農科学・水産」や「獣医師」、「農業」に関する区分に合格→公務員や農協職員として所定の実務経験を経たのち、普及指導員資格試験に合格→あこがれの水産技術者に。
普及指導員資格試験受験に必要な実務経験年数は、大学院修了者が2年以上、大卒者が4年以上、短大卒者が6年以上、高卒者が10年以上。
民間企業や官公庁の研究職をめざすなら、大学院に進学した方が有利。
・必要な資格
普及指導員資格試験に合格。
バイオテクノロジーなどの先端技術も必要なので、工学、化学などの知識も求められる。
遠洋漁業や海洋調査は狭い船の上でほかのスタッフと協力して作業を行うので、協調性も大切。
・ワンポイントアドバイス
漁獲高の増加だけでなく、魚介類に含まれる有効成分を錠剤や飲み物として製品化するなど、新しい収入源確保に水産技術者への期待は大きい。
・女の子の多さ ★★☆☆☆ 仕事の難易度 ★★★☆☆
男性が多い職業だが、官公庁や企業の研究開発部門などでは女性も活躍している。
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