・お仕事の内容
盲導犬訓練士とは、盲導犬となる犬を訓練する仕事。
具体的には、候補犬の繁殖や飼育から始まり、候補犬に座れ、伏せ、待てなどの基本的な訓練のほかに、実際に町に出て、交差点の発見、障害物を避ける、段差での停止、電車やバスの乗り降りなどの訓練を行います。
盲導犬歩行指導員とは、利用者(視覚障害者)に盲導犬との歩き方を指導する仕事。
利用者の立場に立った指導が行えるように、目の病気や障害者の心理学を勉強しています。
全ての犬が、盲導犬の資質を持っているとはかぎりません。
盲導犬の資質は遺伝的な要素が大きいため、優秀な繁殖犬の確保が必要です。
子犬は生後50日から1年間、パピーウォーカー(ボランティア家庭)のもとで育てられます。
その後、3週間の「適性評価」を受け、合格後に盲導犬としての訓練が始まります。
盲導犬を希望する視覚障害者と盲導犬は4週間の共同訓練を実施。
・お給料
見習訓練士で年収200万円ほど。
盲導犬訓練士は各育成機関(財団法人あるいは社会福祉法人)の職員なので、給与はそれぞれの規定に準じます。
盲導犬歩行指導員への昇格や勤務年数・能力による昇給はありますが、盲導犬育成は寄付金で賄われているので収入は一般企業よりも低めです。
・勤務形態
財団法人あるいは社会福祉法人の職員
・勤務地
盲導犬訓練所
・休日
不定期。
訓練所には訓練犬や老犬が暮らしているため、交替で宿直をしたり、候補犬の出産立ち会い、子犬飼育ボランティア への説明会や飼育指導など、休日・勤務時間は不規則になりがちです。
・勤務時間
不規則
平均して1日8時間ほど
・なるための流れ
盲導犬訓練士学校・大学を卒業→盲導犬育成機関で働く→あこがれの盲導犬訓練士に。
・必要な資格
盲導犬訓練士、盲導犬歩行指導員。
3年間の研修を受けると「盲導犬訓練士」の資格がもらえ、さらに2年間の研修を受けると「盲導犬歩行訓練士」の資格がもらえます。
・ワンポイントアドバイス
日本では約1000頭の盲導犬が活躍中ですが、盲導犬を希望する視覚障害者は全国に7800人いると言われ、盲導犬の数はまだまだ足りていません。
・女の子の多さ ★★☆☆☆ 仕事の難易度 ★★★☆☆
お仕事マンガ 「盲導犬訓練士・盲導犬歩行指導員」
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お仕事マンガおまけ プロフィール
イラスト 「神北みゆき」 運営サイト 「みるきぃLAND」