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刑務官・法務教官
・お仕事の内容
刑務官とは、刑務所、少年刑務所、拘置所などに勤務し、被収容者の監視、事故防止、生活指導、施設の管理などを行う仕事。
法務教官とは、少年院や少年鑑別所に勤務し、非行を犯した少年が立ち直れるように教育したり、相談、助言などを行う仕事。
少年院は、家庭裁判所から保護処分として送致になった少年を収容し、少年鑑別所は審判を前に観護の措置になった少年を収容する。
少年院の収容期間は原則として2年以内だが、法務教官はその間、集団活動や面接などを通じて、生活指導、レクリエーション指導、基礎学力をつけさせる教科指導、職業補導などを行う。
一方、少年鑑別所では、少年の身柄を保護し、心の安定を図り、面接などを行って少年の抱える問題やその改善の可能性を探る。
・お給料
初任給 23万円〜
危険を伴う仕事であるため、一般の公務員よりも高い水準。
住居手当など各種手当も充実している。
・勤務形態
1週間の勤務時間は約39時間で週休2日制。
主に交替制勤務(昼間勤務と昼夜間勤務がある)で、当直勤務もある。
昇進は能力次第で、採用後おおむね5年目に専門官に昇任し、その後は統括専門官(課長に相当)、首席専門官、施設長などに昇任する。
・勤務地
刑務所。
・休日
勤務交代制をとっており、場合によっては深夜の勤務や休日勤務などもある。
・勤務時間
不規則
・なるための流れ
高校、専門学校、大学を卒業→1年に1回行われる刑務官採用試験に合格→あこがれの刑務官に。
法務教官になるには、法務省専門職員(人間科学)採用試験に合格する必要がある。
試験では、公務員試験と同じく一般教養知識のほか、教育学、心理学、社会学などの基礎的な知識が問われるので、それらの学問が学べる大学などに進学する方が有利。
そのほかにも記述形式の専門試験、面接、身体検査 や身体測定がある。
なお、試験区分は、男子=法務教官A、女子=法務教官Bに分けて行われているが、受験資格や試験種目などは同じ。
・必要な資格
刑務官採用試験、法務省専門職員採用試験に合格。
・ワンポイントアドバイス
非行を犯して少年院や少年鑑別所に収容される少年の抱える問題は多様化している。
そのような少年と正面から向き合っていくためには、さまざまな経験を積ん だ人材が求められ。
・女の子の多さ ★★☆☆☆
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