福娘童話集 きょうの新作昔話 童話・昔話・おとぎ話の福娘童話集
     6月12日の豆知識

366日への旅
きょうの記念日
恋人の日
きょうの誕生花
ユッカ
きょうの誕生日・出来事
1978年 釈由美子(タレント)
  6月12日の童話・昔話

福娘童話集
きょうの日本昔話
ふたりになった孫
きょうの世界昔話
アトリの鐘
きょうの日本民話
立山の浦島物語
きょうのイソップ童話
イヌとウサギ
きょうの江戸小話
どろぼうのおてほん
広告
 

福娘童話集 > きょうの新作昔話 > 豆の木になった子どもたち ベトナムの昔話

2008年 6月12日の新作昔話

豆の木になった子どもたち

豆の木になった子どもたち
ベトナムの昔話 → ベトナムの情報

 むかしむかし、あるところに、青ちゃん、紅ちゃん、白ちゃん、黒ちゃんという女の子がいました。
 青ちゃんは、いつも緑色の服をきていました。
 紅ちゃんは紅色の服を、白ちゃんは白い服を、黒ちゃんは黒い服をきていました。
 四人はとても仲良しで、どこへ行くときも一緒でした。
 ある十五夜の晩、お祭りがあるというので、四人は山の向こうの村へ出かけました。
 村の子どもたちはみんなまっ白な服をきて、楽しそうにおどっています。
 子どもたちは四人を見ると、すぐにそばにやってきて、
「一緒におどろうよ」
と、言ってくれました。
 でも、四人は、
「よその村の子とおどるのはいや!」
と、言って、四人だけで手をつないでおどりました。
「なんて、わがままな子どもたちだ」
 ヤシの木の上にいた風じいさんが、顔をしかめました。
「おーい、雲ばあさん、ちょっくら月姉さんのとこへ行って、四人の子どもをしかるように言ってくれ」
 言うなり、風じいさんは雲ばあさんの背中を押しあげました。
 雲ばあさんは、月姉さんのところまでのぼっていき、
「月姉さん、あのわがままな四人の子どもを、しかっておくれ」
と、言いました。
 月姉さんも、さっきから四人を見て怒っていたところでした。
「わかりました。あの子どもたちを、豆の木にかえてしまいましょう」
 そういって月姉さんは、手に持っていた魔法の杖をさっとひとふりしました。
 そのとたん、青ちゃんは青豆の木に変わりました。
 つづいて紅ちゃんはあずきの木に、白ちゃんは白豆の木に、黒ちゃんは黒豆の木に変わりました。
 それから村の子どもたちも、みんな仲良くなるようにと、いねのなえに変えてしまいました。
「みんな仲良くできるようになったら、また出てきますからね」
 月姉さんはそう言うと、雲ばあさんの後ろに姿をかくしてしまいました。
 田んぼの中のいねも、そのまわりにある四本の豆の木も、ぐんぐん大きくなり、やがてもみがらの中からは、お米になった子どもたちが次々とあらわれました。
 青豆の木からは青豆になった青ちゃんが、あずきの木からは赤いあずきになった紅ちゃんが、白豆の木からは白豆になった白ちゃんが、黒豆の木からは黒豆になった黒ちゃんが、元気にとびだしてきました。
 村の人たちは十五夜の晩になると、この豆やお米を一緒にして、おいしいおかゆをつくることにしました。
 そして、そのおかゆをお月さまにそなえて、
「お月さま、みんな仲良くなりましたよ」
と、言って手を合わせると、
「そう。それはよかったわ」
と、お月さまはとても喜んで、雲の中から顔を出してくるそうです。

おしまい

ページを戻る

きょうの新作昔話メニュー
・福娘童話集
・きょうの新作昔話
福娘のサイト
366日への旅
毎日の記念日・誕生花 ・有名人の誕生日と性格判断
福娘童話集
世界と日本の童話と昔話
子どもの病気相談所
病気検索と対応方法、症状から検索するWEB問診
世界60秒巡り
国旗国歌や世界遺産など、世界の国々の豆知識