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ほら吹き男爵 クマの肝
イラスト myi   ブログ sorairoiro

ほら吹き男爵 クマの肝
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投稿者 「ぐっすり眠れる優しいおやすみ朗読」

♪音声配信(html5)
音声 哲也  

 わがはいは、ミュンヒハウゼン男爵(だんしゃく)。
 みんなからは、『ほらふき男爵』とよばれておる。
 今日も、わがはいの冒険話を聞かせてやろう。

 今回は、わがはいが公用でトルコ貴族に会いに行った時の話だ。

ほら吹き男爵 クマの肝

 わがはいは友好の証に、クマの生き肝から作った薬をトルコ貴族への手土産として持って行った。

ほら吹き男爵 クマの肝

 だが配達人の手違いで、

ほら吹き男爵 クマの肝

 せっかくの手土産がなくなってしまったのだ。

ほら吹き男爵 クマの肝

「うむ、手土産がなくては、交渉がうまくいかんぞ。
 しかし、鉄砲もなしにクマの生き肝を手に入れる事は・・・。
そうだ!」

ほら吹き男爵 クマの肝

 ある名案を思いついたわがはいは、

ほら吹き男爵 クマの肝

 クマがよく出ると言われる農場へ行くと、農作業で使う車のかじ棒にハチ蜜をたっぷりと塗りつけて、

ほら吹き男爵 クマの肝

 クマが現れるのを待った。

ほら吹き男爵 クマの肝

 すると思った通り、ハチ蜜の香りにさそわれて一頭のクマがのこのことやってきた。

ほら吹き男爵 クマの肝

(こいつは、うまそうなハチ蜜だ)

ほら吹き男爵 クマの肝

 そう思ったクマは棒の先をぺろぺろなめはじめたが、

ほら吹き男爵 クマの肝

 調子に乗ってなめていくうちに、

ほら吹き男爵 クマの肝

 棒がクマののどから胃、腸を通ってお尻へと抜けたのだ。

ほら吹き男爵 クマの肝

 そこで、わがはいは、
「うまくいったぞ」
と、クマに駆け寄って、

ほら吹き男爵 クマの肝

 クマが棒から抜け出せない様に、棒の前後に長い木くぎを打ち込んで クマを生けどりにしてやったのだ。

ほら吹き男爵 クマの肝

 そしてそれからもハチ蜜に誘われて何匹ものクマがやってきたが、

ほら吹き男爵 クマの肝

 わがはいは同じ方法で全てのクマを生けどりにすると、

ほら吹き男爵 クマの肝

 それらのクマが死なない程度の生き肝を少しずつ切り取って、

ほら吹き男爵 クマの肝

 トルコ貴族への手土産としたのだ。

ほら吹き男爵 クマの肝

 クマの肝で作った薬は万病に効くから、トルコ貴族は大喜びだったぞ。


 今日の教訓は、『道具とは、工夫次第で何でも出来る』だ。

ほら吹き男爵 クマの肝

 ハチ蜜と棒だけでも、わがはいの様に工夫をすればクマを捕まえる事も出来るのだからな。

 では、また次の機会に、別の話をしてやろうな。

おしまい

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